ほのか | 留学を夢見る大学生の日記

4か国に留学した大学生が、経験や現在や夢や日々のことを残していく日記

アナログ派なら絶対に Google Photo は使うな

Google Photos という悪夢

イタリア旅行で、3週間で25000枚の写真を撮った。だいたい1分に1-2枚はとっていたらしい。見るもの全てが綺麗で、宝石箱のなかにいるようだった。そんな自分も宝石になれた気がするのが、イタリアが持っている魔法だ。

その写真が消えたら困る。印刷はしたし、ハードディスクにも残したし、スマートフォンにも残っている。一部はinstagramやFacebookにもあげた。でも、外付けハードディスクは突然データが吹っ飛ぶから怖い。いままで2回突然データが吹っ飛んで、大事な写真や動画が空気の中に消えた。みんなクラウド使ってるし大学の先生にもクラウドは便利やって言われたし、使ってみるか。

これが悪夢のはじまりだったとは、当時は知るよしもなかった。Google はよくもこう非人道的なことを考えられるものだと思う。世界トップクラスの企業に勤めている優秀な社員が考えることは恐ろしい。これが『少年の日の思い出』で語り手がエーミールに抱いた『非の打ちどころのない悪徳』という感情だろうか(違う、そうじゃない)。誰も悪くないからこそ余計に腹黒い、そんなことを思った。

Google Photos をアナログ派に絶対にお勧めしない理由

Google Photo に「あいうえお.jpg」という写真(以下、あいうえお)を保存したとする。

それはバックアップされていて、端末上にもクラウド上にもある。クラウドに保存されてしまえば、パソコンやほかのスマートフォンからも見られる。データが吹っ飛んでしまう心配はほぼない。

しかし、これはただ単に写真が人質に取られているだけなのだ。

あいうえおを保存したとき、端末にもあいうえおは保存される。しかし、もし「クラウド上からだけ」あいうえおを消したいならどうする? ここからが Google Photos を私が悪魔の発明だと呼ぶ理由なのだ。あいうえおは、もちろんクラウドから消える。ここまでは良い。しかし、あいうえおは端末(写真を撮ったAndroid端末)からも消えてしまう。現時点(2023/12/14)で、Google Photosにバックアップした写真を、端末からは消さずに、クラウド上だけから消す方法は、ない。(iOSのひとには、端末からだけ消す手段があるようだが、その手順は決して簡単ではない)

お前の持っている大事なものを、俺に危害を加えるつもりなら奪い去ってやるぜ。刃物でも向けてごらん。お前と大事なものを両方とも必ず木っ端微塵にバラバラにしてやる。

そんな声が聞こえてきます。(ミステリー小説の読みすぎ?)

アナログ派は素直に外付けハードディスクを2台持ちしよう

じゃあ、クラウドサービスを使わないのならどうするんや?

簡単です。ひたすらアナログに固執するんです。時代遅れと言われようと、スマートフォンから有線イヤホンの機能がなくなろうと、CDを買う文化がなくなろうと、私は有線イヤホン(ウォークマン)を使いますし、CDを買い続けます。

外付けハードディスクは、500gb-1tb程度の比較的容量の少ないものを2台持ち、両方ともに全く同じものを入れておくことで、バックアップのバックアップができます。年会費もかかりません。サブスクという文明の利器を使わない生活をするのです。だって、目に見えないものにお金は払えんよ。