ほのか | 留学を夢見る大学生の日記

4か国に留学した大学生が、経験や現在や夢や日々のことを残していく日記

参考書は見た目で選びなさい。お勧めの英単語を覚えるための参考書を例に、ユーザインタフェースで学習書を買うことのメリットを解説

参考書を見た目で選ぶと、モチベーションを高められる

外国語学習や資格試験のための勉強のための参考書を選ぶときに、大事にしていることがある。

見た目(ユーザインタフェース)で選ぶことだ。

私はこれまで、イタリア語や英語を独学し、ウクライナ語などを独学しているが、長く使えた参考書とそこらへんにほったらかしになっている参考書にはたったひとつの違いしかない。見た目だ。

イタリア語を私が独学できたひとつの大きな理由

「イタリア語をそんなに上手に話せるようになったのは、どんな本で勉強したの?」と聞かれることがある。半分お世辞だろうと思いつつ、素直に語学力、つまり私の頑張りを褒められたことはありがたく思っている。私は毎回「本を使ったよ」と言っている。当時はduolingoは使っておらず、ひたすら本とHellloTalkを使っていた。そして必ずこの質問が来る。「どんな本を使ったの?」

「見た目で選んだ」と言うと、大概驚かれる。しかし、見た目で選ぶことが私にとって最大のパフォーマンスと最高のモチベーションを保ってきたのだ。

ウクライナ語はさておき、イタリア語や韓国語や中国語などには、たくさんの本がある。選びきれないほどだ。そんな大量の本から自分に合う一冊を選ぶときに、私は1冊1分も経たずに決める。

全ての本を見る。タイトルを見てあまりにも合わなさそうなもの(たとえば、文法を勉強したいときに、発音だけのドリルは買わないといったものだ)を外す。一列に置く。ぱらぱらとページをめくる。「これだ」と思ったものをレジまで持っていく。ここまでに10分もかからない。この際、「これだ」と思うものとそうでもないものを判断する唯一の基準は、繰り返すが、見た目だ。

合わない参考書を選んでしまうことは、人生詰んだことにはならない

当たり前だ。合わない本があったところで、それは人生終了のサインではない。そんなに簡単に人生は終わらない。

だから、もっと気楽に選びなさい。レベルが簡単すぎたり難しすぎたり、もしくは素直に合わなかったりしたら、その参考書は積読に回すかメルカリなどで売ればいい。

だから、気軽に買って、気軽にいろいろな参考書を試そう。

見た目が悪い参考書を選ぶと、モチベーションは大いに下がる―私のお勧めの英単語腸の紹介

私は大学指定の単語帳を買わされた。「究極の英単語」というやつなのだが、とにかくユーザインタフェースが悪い。フォントも嫌い。色使いも嫌い。デザインも嫌い。内容はもちろん良いものの、どうも好きになれない英語の参考書だ。内容は素晴らしいし、ユーザインタフェースが好きだというひともいるだろう。実際、私のお友達はこの参考書が好きだと言っていた。別の友達も、好きだと言っていた。シンプルで飽きがこないデザインが良いらしい。彼女たちによると、この「究極の英単語」にはアプリがあり、アプリのユーザインタフェースはかなり良かった。「究極の英単語」は悪くないのだが、あくまで私好みではない。結構色が好きになれないのだ。それでも、内容だけで選べば、「究極の英単語」はかなり良い線をいっているし、レベル訳がしっかりされているから、「究極の英単語」は好きだというひとも多い。「究極の英単語」はTOEICの勉強をするには最適な参考書だという声が多い。そして、実際はそれほど悪い参考書ではない。

私は単語帳を主体として単語を学んでおらず、あくまでノートを使って勉強しているのだが、単語帳をノートにうつすのがとにかく苦行だった。ほかの好きな参考書では、そうならないのに。ちなみに、英単語腸で好きなのは「システム英単語」あるいは「でる順パス単」だ。この「システム英単語」あるいは「でる順パス単」に共通するのは、シンプルかつ洗練されたユーザインタフェースだ。飽きがこないし、必要な情報がすぐ入ってくるし、わかりやすい情報配列になっている。「でる順パス単」は主に英検に特化した参考書だが、「システム英単語」にはいろいろなバリエーションがある。私のお気に入りは、「システム英単語 語源編」だ。かなり使いやすい。この「システム英単語 語源編」は、言うまでもないが、語源に特化した参考書である。しかし、「システム英単語 語源編」の良いところは、マニアックな解説をせず、ひたすら実用的な側面から語源について話しているところである。「システム英単語 語源編」のコンセプトはあくまで単語を効率的に覚えるために語源というツールを使っているのであり、オタク向けの役に立たない解説ではない。

システム英単語」はひたすらコーパス(簡単に言うと、生きたことばがたくさん収録された大きな辞書やデータベースのようなもの)を調査して作られているため、生きた意味のことばが学べるのがウリだ。ユーザインタフェースもかなり良いというか、少なくとも私好みだ。使いやすく、大きさや難易度もちょうどよく、かなり気に入っている。